「不器用だから…」とヘアアレンジを諦めて、気づけば毎日同じ髪型で過ごしていませんか。
実は、少しのコツを押さえるだけで、不器用さんでも簡単におしゃれなヘアアレンジが楽しめます。
本記事では、ヘアアレンジ初心者の方に向けて、垢抜けて見える基本のポイントや、ゴムだけでできる簡単な髪型を紹介します。さらに、髪の長さ別におすすめのアレンジもまとめました。
ヘアアレンジ初心者を卒業して、「いつもの髪型を少し変えてみたい」「自分に似合うスタイルを見つけたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
ヘアアレンジ初心者が知るべき3つの鉄則
本格的なヘアアレンジを学ぶ前に、仕上がりを格段にアップさせるための鉄則を紹介します。
- アレンジ前にスタイリング剤を仕込む
- きっちり結ばず、少し崩す
- ヘアアクセサリーに頼る
たった3つを意識するだけで、いつものヘアアレンジが驚くほど垢抜けた印象に変わるはずです。
鉄則1. アレンジ前にスタイリング剤を仕込む
ヘアアレンジの1つ目の鉄則は、最初にスタイリング剤を仕込むことです。セット前には、ヘアオイルやワックス、バームなどのスタイリング剤を髪全体に軽く馴染ませましょう。
髪がサラサラのままだと、ゴムが滑りやすかったり、まとまりにくかったりして、アレンジがうまくできない原因になります。スタイリングができたとしても、お出かけ中に崩れてしまったら「うまくできなかった」という失敗体験になってしまうでしょう。
スタイリング剤を活用することで髪に適度なまとまりとツヤが生まれ、格段に扱いやすくなります。特に、後れ毛を出すときや毛先に動きをつけたいときには必須の工程です。
鉄則2. きっちり結ばず、少し崩す
初心者さんが押さえておきたいヘアアレンジの鉄則の2つ目は、きっちりとまとめすぎず、少し崩してラフさを加えることです。
途中で崩れるのが心配できっちり結びすぎると、かえって野暮ったい印象になってしまいます。
おしゃれなアレンジの秘訣は「こなれ感」です。ゴムで束ねたあと、結び目を押さえながらトップやサイドの髪を指で少しずつつまみ出し、ふんわりとした立体感を出しましょう。
ちょっとしたひと手間で、一気に今っぽい仕上がりになります。
鉄則3. ヘアアクセサリーに頼る
ヘアアクセサリーに頼ることは、初心者さんがすぐに取り入れられる3つ目のアレンジの鉄則です。
簡単なアレンジでも、おしゃれなヘアアクセサリーを使えば一気に華やかな印象になります。
シンプルなローポニーテールに飾り付きのゴムやヘアカフをつけたり、ハーフアップの結び目にクリップを留めたりするだけでおしゃれ感がアップします。
デザイン性があり、自分が好きなファッションテイストに合ったヘアアクセサリーを1つ持っておくと、アレンジの幅がぐっと広がるでしょう。
【ゴムだけ】基本のヘアアレンジ3選
ヘアゴムが1〜2本あればできる、初心者向けの簡単ヘアアレンジは次のとおりです。
- こなれ感の王道「くるりんぱ」
- すっきり見えの定番「ローポニーテール」
- 大人可愛い「簡単お団子」
慣れてきたら5分でできる髪型ばかりなので、忙しい朝にもぴったりです。まずは基本の形をマスターして、アレンジの楽しさを実感してみてください。
1. こなれ感の王道「くるりんぱ」
ただの一つ結びが一瞬でおしゃれになる魔法のテクニック「くるりんぱ」を紹介します。王道ながら不器用さんでも挑戦しやすいヘアアレンジです。
まずは好きな高さで髪を1つに結びます。きつく結びすぎず、少し余裕を持たせることがコツです。
次に結び目のすぐ上の真ん中に指を入れ、隙間（穴）を作ります。作った穴に、毛束を上から通します。
通した毛束を左右に分けてキュッと軽く引っ張り、結び目を締めましょう。最後に、トップやくるりんぱの部分を少し引き出してほぐせば完成です。
一つ結びだけでなくさまざまな髪型と組み合わせられるので、マスターしておくとアレンジの幅が広がります。
2. すっきり見えの定番「ローポニーテール」
初心者さんだと生活感が出やすいローポニーテールも、ひと工夫でぐっと大人っぽく洗練されたヘアアレンジに変わります。
まずは襟足のあたりで髪を1つにまとめ、ゴムで結びましょう。もみあげや耳の後ろから、細い毛束を少しだけ引き出し、抜け感を作ります。
結んだ毛束から髪を少量とり、ゴムの上から巻きつけて隠します。巻き終わりの毛先は、ゴムの内側に通すか、ヘアピンで留めてください。結び目を押さえながら、後頭部の髪を少しずつつまみ出し、ふんわりとした丸みを作って完成です。
落ち着いた印象を与えられるローポニーテールは、ビジネスシーンにもぴったりなアレンジだといえます。
3. 大人可愛い「簡単お団子」
参照：低めお団子の3つのやり方とアレンジ【12選】｜美的.com
すっきりとまとめたい日には、お団子ヘアがおすすめです。子どもっぽくならないためにはきっちり作りすぎず、ラフに仕上げることがコツです。
髪を1つにまとめ、ゴムで結びます。毛先を最後まで通しきらず、輪っか状のお団子（ループ）を作ります。
ゴムから出ている毛先を、結び目にぐるっと巻きつけましょう。
もう1本ゴムを用意し、巻きつけた毛先の上にかぶせて全体を固定します。お団子の部分やトップの髪を指でつまんで引き出し、無造作なニュアンスをつけたら完成です。
お団子を作る位置を高くすれば元気・可愛い印象に、低く作ることで大人っぽいイメージに変えられます。
【髪の長さ別】初心者向けセルフヘアアレンジ集
「ボブ」「ミディアム」「ロング」の髪の長さ別に、初心者さんでも挑戦しやすい簡単ヘアアレンジを紹介します。
髪の長さによって、アレンジに関するお悩みは異なるものです。それぞれの長さに合ったスタイルを知ることで、毎日の簡単ヘアアレンジが、おしゃれに仕上がります。
ボブ｜短くても可愛い！簡単ヘアアレンジ3選
髪が短く、アレンジを諦めがちなボブの方は多いでしょう。アップにする長さがなくても、ちょっとした工夫で髪型の印象を大きく変えられます。
1. 外ハネ×耳かけアレンジ
ストレートアイロンで毛先を軽く外ハネにし、片方もしくは両方のサイドの髪を耳にかけるだけで完成するアレンジです。
仕上げにヘアオイルでツヤを出せば、シンプルながらもこなれたスタイルになります。
2. ねじりハーフアップ
出典：ねじりハーフアップ（ショートボブ）のやり方｜Mar Hair Salom TEAM
耳上の髪を少量とり、後ろに向かってくるくるとねじります。左右両方ねじったら、後ろでまとめてゴムで結ぶか、バレッタで留めましょう。
トップを少し引き出すとバランスが良くなります。
3. ミニクリップアレンジ
出典：ショートヘアやボブに使い勝手の良いヘアクリップ｜PR TIMES
前髪やサイドの髪を少しだけとり、ミニクリップでランダムに留めていくだけで完成する簡単アレンジです。
つける位置やクリップの色で遊べるので、気分やシーンに合わせて楽しめます。
ミディアム｜マンネリ解消！簡単ヘアアレンジ3選
肩につくくらいのミディアムヘアは、簡単にまとめられ、アレンジが楽しみやすい長さです。
簡単にできるセットを覚えて、いつものダウンスタイルに変化をつけましょう。
1. くるりんぱハーフアップ
基本のくるりんぱと、ハーフアップを組み合わせるとこなれたスタイルの完成です。
残りの髪は軽く巻くと、より華やかな印象になります。
2. ハーフアップお団子
参照：簡単ヘアアレンジ お団子 ハーフアップ ミディアム｜HAIR
耳上の髪をとり、後頭部でちいさなお団子を作ります。お団子の部分やトップをつまんで引き出し、ラフな雰囲気を作りましょう。
下ろしている髪は外ハネにしたり、オイルで束感をつけたりすると今っぽくなります。
3. スカーフカチューシャアレンジ
髪はシンプルに一つ結びにするか、下ろしたまま、お気に入りのスカーフを頭に巻き、トップやうなじで結びます。
個性的なアレンジで、一気におしゃれ上級者の仲間入りです。
ロング｜すっきり華やか！簡単ヘアアレンジ3選
ロングヘアの方は、長い髪がまとめにくく、扱いが難しいこともあるでしょう。
すっきりまとめつつ、女性らしさを演出するアレンジがおすすめです。
1. 玉ねぎヘア（キャンディヘア）
ポニーテールを作り、毛先に向かって等間隔に結んでいきます。
ゴムの間の髪を丸く引き出すと、玉ねぎのような可愛いシルエットになります。
2. ギブソンタック風アレンジ
参照：「ギブソンタック」上手く出来る！重要ポイント3つ｜ヘアアレンジで毎日を楽しく
低めの位置で一つ結びにし、くるりんぱします。髪の長さに応じて何回か穴に毛束を通し、丸め込んでピンで数箇所固定してください。
上品な印象で、オフィスにもぴったりです。
3. ゆるふわ三つ編み
きっちり編むのではなく、わざとゆるく、空気を含ませるように三つ編みを作ります。編み終わったら、編み目を大胆に崩すことがポイントです。
抜け感のあるアレンジは、カジュアルなデートにおすすめです。
よくあるヘアアレンジのお悩みに美容師が解答！
セルフアレンジに挑戦するうえで、多くの初心者さんが抱えるお悩みについて、美容師の視点からお答えします。
- アレンジがすぐに崩れる
- トップにボリュームが出ない
- 後れ毛がただのボサボサに見えてしまう
プロのテクニックを取り入れ、ヘアアレンジ初心者を卒業しましょう。
悩み1. アレンジがすぐに崩れる
完成したヘアアレンジを長時間キープするためのポイントは、以下の3つです。
- アレンジ前にスタイリング剤をしっかり馴染ませておく
- ゴムを使い分ける
- ピンの挿し方を工夫する
アレンジ前にスタイリング剤でしっかりベースを作っておくことで、髪同士がまとまり崩れにくくなります。
髪の量が多い方は、細いゴムではなく少し太めのシリコンゴムを使うと安定します。ピンは見えないように挿すだけでなく、土台となる髪にしっかり絡ませるように留めることがコツです。
長時間のお出かけや結婚式では、仕上げにキープスプレーを軽く振っておくと良いでしょう。
悩み2. トップにボリュームが出ない
今っぽいアレンジにするには、結んだあとにトップの髪を引き出すことが基本です。
引き出すだけではボリュームが出にくい場合は、アレンジ前に次のような方法を試してみてください。
- トップの根元をカーラーで巻いておく
- ドライヤーで根元を立ち上げるように温風をあてておく
あらかじめトップにボリュームを出しておくと、仕上がりもふんわり決まりやすくなります。
朝、カーラーやドライヤーを使う時間がない方は、結ぶ際に髪を上下2つに分け、上の部分だけで一度結んでから下の髪と合わせましょう。立体感が生まれ、自然な高さとボリュームが出せます。
悩み3. 後れ毛がただのボサボサに見えてしまう
後れ毛に生活感を出さないためには、出す「場所」「量」「質感」が重要です。
出す場所は「こめかみ」「もみあげ」「耳後ろ」の3箇所に絞りましょう。量は欲張らず、それぞれ2本の指でつまめるくらいの細い毛束にします。
さらに、今っぽさを出すために重要なポイントが質感です。出した毛束にアイロンで軽くカールをつけ、オイルやバームで束感を出してください。
場所・量・質感の3つのポイントで、「疲れ毛」が計算された「おしゃれな後れ毛」に変わります。
簡単ヘアアレンジで新しい自分を見つけよう
ヘアアレンジ初心者の方は、難しい髪型からではなく簡単にできるスタイルから挑戦することがおすすめです。
1つの髪型でも、結ぶ高さやアクセサリーに変化をつければ、さまざまなスタイルが楽しめ、いつの間にかアレンジへの苦手意識が和らいでいるでしょう。
デートや結婚式・ライブなど特別なシーンでは、美容室でのヘアセットがおすすめです。
ヘアセット専門の当店では、お客様のお好きなスタイルやシーンに合わせたワンランク上のアレンジをご提案します。
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