結婚式にお呼ばれした際のマナーとは？知っておきたい基礎知識

結婚式にお呼ばれが初めてなら、正しいマナーがわからない方も多いのではないでしょうか。

マナーを守らないと、祝福したいという気持ちが伝わらないかもしれません。

本記事では、結婚式でゲストが守るべきマナーを詳細に解説します。ぜひ参考にしてください。

招待状に返信する際のマナー

結婚式の招待状に関するマナーを紹介します。

お呼ばれした方は、出席・欠席にかかわらず、以下のポイントを守って返信しましょう。

出席する・欠席する場合、それぞれのマナーを解説します。

出席する場合

結婚式に出席する場合、「ご出席」の「ご」を二重線で消し、「出席」に丸をつけます。

「出席」の前後に「慶んで」と「させていただきます」と書き加えると、より丁寧です。

「ご欠席」は、忘れずに二重線で消してください。

欄がない場合でも、余白にお祝いメッセージを添えると、より気持ちが伝わるはずです。新郎や新婦との思い出を添えると、親密感のあるメッセージになります。

招待状が届いたらできる限りすぐに返信すると、「早く結婚式で会いたい」という気持ちを伝えられます。

出席の場合は、招待状が届いて2～3日以内には返信しましょう。

欠席する場合

結婚式に欠席せざるを得ないなら、「ご欠席」の「ご」を二重線で消し、「欠席」に丸をします。

「残念ながら欠席させていただきます」となるよう、「欠席」の前後に言葉を足してください。マナーとして、「ご出席」も二重線で消しましょう。

お祝いの言葉に加えて、欠席に対するお詫びも書くと、「行きたかったのに残念だ」という気持ちを伝えられます。

欠席する場合でも、「都合をつけて出席したかった」という態度を示せるよう、招待状が届いてから1週間を目安に返信してください。

欠席する理由が仕事や、妊娠・出産のようなおめでたいことなら、伝えても差し支えありません。しかし、法事といった縁起が悪い用事で欠席するなら、理由はあいまいにすることもマナーです。

ご祝儀のマナー

結婚式にお呼ばれした際のご祝儀のマナーを、以下の点から解説します。

ご祝儀にも、さまざまなマナーがあります。お祝いの気持ちがきちんと伝わるよう、基本的なマナーを確認しましょう。

ご祝儀の相場

結婚式で渡すご祝儀の相場は、以下のとおりです。

新郎新婦との関係性	金額
	出席する場合	欠席する場合
学生時代の友人・会社の同僚や部下	3万円	左記金額の1／3～1／2 ※急に欠席する場合は、満額
会社の上司や先輩	3～5万円 ※主賓なら5～10万円
会社の取引先（個人的に出す場合）	3万円
親族	3～10万円

2で割り切れる金額は、結婚のお祝いには縁起が悪いとされていましたが、最近では「ペア」という考えから問題ないともいわれます。

「死」「苦」を連想させる、4・9万円はお祝いにふさわしくありません。

一方、「八」は末広がりといわれ、8万円は縁起の良い金額です。

欠席する場合のご祝儀は、結婚式の1週間前までに直接渡すか、現金書留で送ってください。

ご祝儀袋の選び方と書き方

ご祝儀を入れる「ご祝儀袋」にも、マナーがあります。

ご祝儀袋を選ぶ際は、「結びきり」か「あわじ結び」の水引が一般的です。表書きが、「結婚祝い」もしくは「寿」のご祝儀袋を選んでください。

贈り主の名前を、水引の下に記載します。ボールペンより、筆ペンや万年筆で書くとより丁寧です。

夫婦で出席するときは、名字の下に2人分の名前を書きましょう。

中袋の表には、ご祝儀の金額を漢字で記載してください。

たとえば、3万円を贈る場合は「金　参萬円」と書きます。裏には、贈り主の住所と氏名を記載しましょう。

新札が準備できたら、肖像画が上になるよう、紙幣の方向を揃えて入れてください。

服装のマナー

結婚式にお呼ばれしたゲストが守るべき服装のマナーは、以下のとおりです。

結婚式にふさわしい装いになるよう、しっかりとマナーを確認して当日のコーディネートを決めることが大切です。

白いドレスは避ける

結婚式で守るべきマナーの1つが、白いドレスは避けることです。

純白のドレスは花嫁の装いのため、式にお呼ばれした方は、白ではない色を選びましょう。

ただし、薄いベージュや黄色のドレスも、光の当たり方によっては白に見える可能性があります。屋外に出たり写真撮影をしたりするときに白っぽく見えるかもしれないため、避けてください。

白色のショールやボレロも避けたほうが無難です。着席した際に、白色のドレスを着ていると間違われると、お祝いのムードを壊しかねません。

「白色ではないから大丈夫」と安易に考えず、結婚式当日のドレスは結婚式のマナーに詳しい方に相談しながら決めてください。

お祝いの席にあった装いを心がける

お祝いの席にあった装いにすることも、お呼ばれした結婚式で守るべきマナーです。

以下のポイントに気をつけましょう。

黒色のドレスを着る場合、羽織るものやアクセサリーは明るい色にし、喪服に見えないようにします。

アクセサリー選びも重要です。

コットンや毛糸素材、革製品のアクセサリーは、カジュアルになったり縁起が悪かったりするため、結婚式では避けてください。

フォーマルな席では、露出が多く、ボディラインが強調されるドレスは向いていません。

自分が着飾ることにこだわりすぎず、お祝いの気持ちがきちんと伝わる装いで出席しましょう。

足元の露出を抑える

結婚式にお呼ばれした際は、足元の露出を抑えることもマナーです。

足元はストッキング着用のうえ、パンプスを履くようにしてください。5～8cmのヒールのパンプスを選ぶと、ドレス姿が綺麗に見えます。

つま先が見えるオープントゥの靴は、「妻に先立たれる」という不吉なイメージと結びつき、結婚式にはふさわしくありません。

ミュールやサンダルのような露出の多いデザインはカジュアルな印象を与えるため、フォーマルな場には選ばないようにしましょう。

子どもと一緒に出席するときや妊娠中の場合など、ヒールのある靴を履くことが心配なケースもあります。

フラットシューズはマナー違反ではありませんが、光沢のある生地やビジューを使った、上品なデザインの靴を選ぶことがおすすめです。

ヘアセットのマナー

結婚式にお呼ばれした際は、以下のようなヘアセットのマナーを守ることも大切です。

結婚式のゲストにふさわしい装いができるよう、マナーをしっかり確認してください。

きちんとセットする

結婚式にお呼ばれしたときは、きちんとヘアセットを行うことがマナーです。

結婚式といったフォーマルな場では、アップスタイルが好まれます。

お辞儀の際や食事の席で、顔にかかった髪を何度もかきあげると清潔感を損ないます。髪が短い方でも、ハーフアップや、一部を編み込みにして留めるといったヘアセットをしましょう。

インターネットではセルフで挑戦しやすい髪型が多く紹介されていますが、ヘアセットに慣れていない方のアレンジは、崩れやすいことがあります。

セルフでのセットに不安がある場合は、プロに相談して、崩れにくく自分に似合う髪型を提案してもらうと安心です。

新婦より目立たない

新婦よりも目立たないヘアセットにすることが、結婚式にお呼ばれした方が守るべきマナーです。主役である花嫁より、視線を集めないように意識しましょう。

たとえば、髪を高く盛る「盛り髪」や派手なアクセサリーをつけたヘアセットは、控えてください。

黒真珠や動物を使った素材も、基本的なマナーを守れていないという理由で悪目立ちします。

縁起が悪いといわれるアイテムは、意図していなくても、お祝いする気持ちがないように受け取られかねません。

結婚式のお呼ばれは、マナーを守った上品かつ華やかなヘアセットで出席してください。

新婦と被る可能性のあるアイテムは使わない

結婚式にお呼ばれした際、新婦がつけるかもしれないヘアアクセサリーは避けましょう。新婦と似たヘアセットになると、マナー違反になりかねません。

以下のアイテムは、花嫁と被る可能性が非常に高いと考えられます。

おすすめのアクセサリーは、バレッタやヘアピアス、サテン素材のリボンです。

カジュアルなイメージがあるカチューシャも、パールやビジューがあしらわれていると、結婚式にふさわしいアイテムになります。

花嫁に配慮しながら、ヘアセットにあうアクセサリーを選びましょう。

結婚式当日のマナー

結婚式当日は、遅れないよう時間に余裕をもって行動することがマナーです。

遅くとも、結婚式が始まる15分前には受付を済ませてください。

着替えやメイク、ヘアセットは思いがけず時間がかかるものです。メイクやヘアセットを前もって決めていても、うまくできず時間を取られるかもしれません。

慌てずに行動できるよう、ヘアセットはサロンの利用がおすすめです。店を出たい時間を伝えておけば、より安心して任せられます。

式場までのアクセスや、ヘアセット対応が可能な時間を確認して、サロンを予約してください。

二次会のマナー

結婚式だけでなく、二次会にもお呼ばれした際にも、マナーに気をつけましょう。

基本的には、結婚式でのマナーと同じです。主役である花嫁に配慮しながら、マナーを守った上品な服装やヘアセットを心がけてください。

「平服で来てください」と、招待状に書かれているケースもあります。

平服とは、正礼装や準礼装よりもドレスダウンした装いのことです。ワンピースやセットアップ、パンツドレスが平服として挙げられます。

二次会前に着替えをする方は、結婚式でのヘアセットを活かせる髪型がおすすめです。

着替えの際にヘアセットが崩れないよう、脱ぎ着がしやすい服を選びましょう。

結婚式にお呼ばれしたら当店でヘアセットを

結婚式にお呼ばれした方は、ヘアセットは当店をご利用ください。結婚式でのマナーを守りながら、似合う髪型をご提案します。

余裕をもって結婚式の会場に移動できるよう、時間に配慮したヘアセットが可能です。

当店は秋葉原駅近くにあり、アクセスの良さも利点です。

大切な方をお祝いする結婚式に、お客様が綺麗な姿で出席できるよう尽力します。結婚式のお呼ばれヘアセットは、ぜひ当店にお任せください。